当ブログにご訪問いただき有難うございます!Hanaです。
日本では番組で取り上げられた事もあって、グラン・セノーテの方が有名のようですが、
実はカンクン近辺の観光地として挙げられる世界的に有名なセノーテといえば、ドス・オホスと言われています。
そこで、実際グラン・セノーテ、ドス・オホス両方のセノーテに行った者として、
あまり日本人には知られていないドス・オホスならではの魅力を伝えるべく、実体験を交えて紹介したいと思います。
Contents
ドス・オホスとは2つの目
スペイン語で Dos(ドス)は2を、Ojos(オホス)は目を意味します。
そして、その名の通り、このセノーテは2つの目つまり、2つの穴(セノーテ)が並んでいて、どちらも地下で繋がっています。
また、その広さはグラン・セノーテの4倍とも言われ、実際シュノーケリングでざっと主要なスポットを巡るだけでも2時間は以上かかります。
そして、その2つのセノーテが繋がっているのを、高い透明度ゆえに何れの水中からも肉眼で見えるのですが、
その距離は70mもあり、シュノーケリングで行き来することは禁止されています。
一方スキューバダイビングであれば行き来できる為、ドス・オホスはダイビングスポットとして人気で、
私が行った時も沢山のダイバーが2つ目の間を行き来して海底探索を楽しんでいました。
シュノーケリングで光のカーテンを見るには冬場がオススメ
ここで、シュノーケリングではと条件を付けているのは、ドス・オホスにはスキューバでしか行かれない場所があり、
そこは、光りが常に差し込んでいるところがあるので、スキューバで光のカーテンを見るのに季節や時間にはそれほど限定されません。
しかし、シュノーケルでとなると、グラン・セノーテは晴れてさえいれば季節を問わず見れる一方、
ドス・オホスのシュノーケリングエリアは、地形的に光りが入りづらく、季節や、時間によって光のカーテンが見れない場合もあります。
しかし、そのような地形故に、ドス・オホスは全体的に暗い為、逆に光りが差し込んできた時は、周りの暗さとのコントラストによって、光のカーテンがより際立ってとても荘厳です。
また、ドス・オホスのこのカーテンは光の差し込む角度の問題で冬場の方が大きく荘厳なカーテンが見られる為、ドス・オホスに行かれるなら冬場の方がお勧めでです。
逆に、夏場、シュノーケリングのみで光のカーテンを目当てに行かれる場合は、日差しさえ出ていれば間違いなく見えるグラン・セノーテの方がいいかもしれません。
何れにしても、ダイバー、シュノーケラーが多くなるにつれて、水中の藻や砂が舞い上がって透明度が落ちてしまいます。
その為、陽の差し込む時間との兼ね合いもありますが、ピカピカに澄んだ水中の光のカーテンを見るには、早い時間帯をオススメします。
ガイドと一緒でないと行けないバットケープ
グラン・セノーテでは望めないドス・オホスならではの楽しみ方として洞窟探検があります。
ドス・オホスの第1、第2何の目でも、シュノーケルは楽しめますが、
中でも第2の目にあるシュノーケリングエリアはとても広く、バットケープと呼ばれる鍾乳石群や化石が見れる洞窟が圧巻で、
その名の通り、洞窟内天井の至る所にコウモリの群れを見ることができます。
しかし、鍾乳石群に続く洞窟が大変狭く、シュノーケリングで移動するには人1人通るのがやっとという箇所もあり、危険も伴うため、許可を取ったガイドと一緒でないとバットケーブ内部には行けません。
上の写真は洞窟をシュノーケリングで進んで行く際に頭上の鍾乳石群を撮ったものですが、
この探検では所々、足元より先まで伸びる鍾乳石の柱を縫うように進んでいきます。
鍾乳石は石灰分を含んだ水滴が滴り落ちることで、何万年もの時間をかけて作られていくものですが、それが水中にあるということは、それが作られた時代には水面はもっと下にあった訳です。
そんなことを考えながら、水中の鍾乳石群を見るのはとても幻想的です。
また、足のつかない、水深の深いところでは10mもある暗闇を、懐中電灯を片手にシュノーケリングで進んで行くので、
コミュニケーションが英語・またはスペイン語のみでは心配という方は、何かあった時のことを考えても、日本語の通じるガイドツアーに参加することをオススメします。
水面を泳ぎながら暗闇の中、自分で珊瑚や巻貝の化石を見つけるの難しいですが、
ツアーガイドと一緒であれば、どこに化石があるのかも教えてもらえます。
グラン・セノーテかドス・オホス、選ぶとすれば
グラン・セノーテといえば光のカーテン、ドス・オホスといえば、洞窟探検。
とすると、ドス・オホスで光のカーテンの見える冬場は両方楽しめるドスオホスの方に軍配が上がるでしょうか。
とは言え、両方行った方の意見を聞くと、意見は好みによって分かれます。
いずれのセノーテも甲乙つけがたく、その美しさはどちらも息を飲むほど。
最近は、グラン・セノーテ、ドス・オホス両方楽しめるツアーも増えているようなので、時間が許せば両方行ってみてはいかがでしょうか。
おまけ:中南米にあるセノーテ総数は3,000を超える
セノーテは、石灰岩地帯において、何万年という時の流れの中で、海水面の上昇と下降に伴い地下水脈の水面も上下を繰り返すうちに、それに伴い雨水の侵食により脆くなった地面の一部が崩落して形成されたもので、
中南米の、特にユカタン地域に集中していて、小さなものを含めると3,000を超えると言われています。
また、セノーテとはマヤ語で聖なる泉と言われ、中にはその昔、生贄が捧げられたとされるものも数多くあり、セノーテにまつわる伝説も沢山残っていて、想像するだけでとても神秘的です。
しかしながら、セノーテというと澄んだ湧き水を想像される方が多いかもしれませんが、実際は、これがセノーテ?と言ってしまいかねないような濁ったものや、落差のない単なる小さな池のようなものもあるため、観光地になるような美しいものはそんなに多くはありません。
上の写真は、チチェンイッツァの近くにあって、ツアーでもよくセットにされる現地ではお馴染みのセノーテ、イキルです。
ここは生贄が捧げられたとされるセノーテとして有名ですが、こちらの水は濁っていて、中に入っても足元さえもよく見えません。
水深は30m以上あるとされ、度胸試しに飛び込む人が列をなし、人気のアトラクションになっています。
私は飛び込まなかったものの、主人と息子が飛び込んだので、感想を聞きましたら、「水中が真っ暗で怖かった」と言っていました。
仮に、水が澄んでいたら、生贄として捧げられた人の骨などが見えたりしたのでしょうか?
水が澄んでいたとしても、濁っていたとしても、想像するだけでちょっとゾッとしてしまいますね・・・
一生のうち一度は訪れたいスポットとしてランキングもされているいるセノーテ、メキシコに行かれる際は、是非ともセノーテシュノーケリングを体験されてみてください!
以上、最後までお読み頂き有難うございました。
Te irá bien !